投稿者 Saki 日時 2005年 2月 25日 20:46:36:
回答先: Re: General Aviationの世界 投稿者 penguin-19 日時 2005年 2月 25日 16:33:58:
> 三点着陸の意味がなんとなく分かってきました。ケツを引きずってブレーキにしないといけないんですね、たぶん。ところが、このくらいの姿勢が三点姿勢だろうと思うような姿勢を空中で作ると失速しちゃうんですよ(^^; 水平近い姿勢でアプローチするしかない(;_;)
まず3点着陸の意味ですが、テールを引きずってブレーキをかける、という
のは言わば余禄みたいなものです。あとは、横風の中、ちょっと滑りながら
接地させるとき、テールが先に接地すると、その抵抗で機軸が飛行パスと
揃って滑りが無くなり、脚に横方向の負担をかけない、というメリット
もあります。
本来3点着陸の意味とは、バウンドを防ぐことなんです。メインギアが
先に接地すると、接地のショックでテールが下がって、結果ピッチが
増えますね。これはスティックを引いたのと同じことで、結果揚力が増え、
また機体が浮いてしまうんです。これは危険なので、尾輪機では
3点着陸を奨励するわけです。
尾輪機でメインギアを先に接地させる「接線着陸」というテクニックも
あります。これは最後まで揚力を残しておいて、失速させずに接地させる
テクニックです。降下角3-5度で降りてきたパスを、フレアでやや上向きに
曲げ、その曲線が滑走路に接するようにする、これが接線着陸です。
滑走路に接線で触れるわけですから、テールを押し下げるような慣性の
モーメントが発生しないわけで、バウンドを防げます。でもこれは
シミュレーターでは難しいですね。実機ならそうでもないんですが。
ちなみに昔は、海軍機は3点着陸、陸軍機は接線着陸だったようです。
これは空母に降りるか、長い地上飛行場に降りるか、の違いから
生まれた原則論でしょう。
> なんかうまいアプローチの手順ってないでしょうか。
まず失速ぎりぎりの速度感覚を徹底的に磨きます。1ノット単位で
失速速度をつかみます。それがわかったら、アプローチではその速度に
徹底的に注意し、VS0+5ノット程度を維持します。
あと重要なのは、「パワーで釣りながら接地点に近づける」こと。
パワーカットで滑り込むというより、「手前に落ちそうなところを
時々パワーで吊り上げてやって、機体を運ぶ感じ」です。
滑らかな降下パスというより、階段を下りてゆく感じです。
最初はパスを浅めにとるほうが良いです。というかフラップ無しで
低速で飛ばす場合、パスは浅くなります。
フラップ付の機体で慣れたパイロットは、フラップ無しの機体で
アプローチすると、まず間違いなくパスが深くなります。
そうやって滑走路上1フィートまできたら、スティックを引いて
待つ。スティックを引いてから、失速して落ちるまでは意外と
長いものです。あせらずに待ちましょう。このあたりの
滑走路と車輪との距離感覚は、慣れるしかありませんね。
実機では、失速速度ぎりぎりの低速ハイピッチ、高降下率で降りてきて、
接地の一瞬前にエンジンを一ふかし、ふわりと降りる、ってのが
好きですね、私は。