第2戦はハイパワーのE1,E2が第1走行枠、E3と気軽に参加できるNoviceクラスを第2走行枠と完全に二つに分けて行われました。
前日の豪雨も去り、予選開始時にはほぼドライとなりました。水たまり跡に多少の砂が浮いていた事と、路面を乾かしてくれた強風が最終コーナーやストレートで影響してか、エントラントのほとんどがタイムの伸び悩みに苦しんだようです。その他は各走行枠の出走台数が少なくなった事により、比較的容易にクリアーを作り出してアタックされていたようです。
■ 第1走行枠、決勝(E1,E2)
いつもながらスタートの瞬間に順位の入れ替えがありましたが、要注意の第一コーナーを各車無事にクリアー。続く第一ヘアピンで先頭集団の2台に交錯がありましたが、後続の冷静な判断により事なくクリアー。ここで大きく順位の変動があっり、チェッカーフラッグが出るまで決勝の各所で熱くクリーンなバトルがくり広げられる事となりました。猛烈な追い上げをするドライバー、順位を死守しようと頑張るドライバーとのバンパー to バンパーの白熱したなか、相手のラインやポジションを確保しながら攻める本当にクリーンなドライバーの姿勢が、見ている観客やスタッフにも伝わる決勝となりました。トップ周回をかさねるスポーツエリーゼの地場選手は関西圏からのライバル不在も手伝って独走状態、全員にとどめを刺すような快走を成し遂げます。驚異の快走を成し遂げ優勝したE1:地場選手、先行逃げ切りを達成して優勝したE2:冨田選手おめでとうございます。
■ 第2走行枠、決勝(E3,Novice)
スタートから一気に一人抜け出したのはゼッケン25番の福永選手。ポールポジションを見事に有利に利用して独走状態へ持ち込んでいきいます。その後ろ2位から6位までがほぼ団子状態で順位を入れ換えながら白熱した順位争いをくり広げています。ここでも右に左にとクロスラインの応酬の中、相手のポジションを残すクリーンな展開がより一層見る方の声援を大きくしていきました。中段以降も2〜3台の固まりで見ている方も白熱しているのに安心しながら楽しいく観戦する事ができる決勝の展開となりました。ノービスクラスも出走台数が少ない事から、終始クリアーな走行時間を味わえていたようです。少し離れた場所には似たようなタイムの人が走っているため、レースの雰囲気を味わいながらマイペースで楽しめたようです。両クラスの各ドライバー全員がチェッカー後にヘルメットを脱いだ時の笑顔が印象的でした。E3クラス独走で優勝した福永選手、おめでとうございます。
E1、E3クラスの独走、E2クラスの2連勝を飾った各優勝ドライバを、次回5月5日の富士スピードウエイで行われる第3戦では誰が止めるのか、はたまた独走連勝は続くのか、ステージを移してシリーズポイントを含め、見逃せない展開となってきたようです。
|