MG's Factory and Parts Shop

基礎知識  デッドストックのパーツは、高価で、経年変化での劣化もありえます。機能部品は、コンクール・デレガンスを狙うのでも無い限り、その必要はなかろうかと思います。但し、メッキ部品は、現行のリプロ品は品質は悪いことが多い為(インド製は比較的まだ良いとは聞きますが、)オリジナルのデッドストックは貴重です。
 
 リプロ品 リプロダクション、再生産品。当時のパーツに一応準拠はしてますが、金型が痛んだり、コストの関係で材質変更されていたりで、必ずしもクオリティの保証はありません。製造も大抵はアジアの小工場なようです。一時は、アメリカルート、イギリスルートで品質にバラツキがありましたが、最近は英米モスの再統合もあり、悪い方?に均質化。。
 
 純正指定品または、その代替品、UNIPARTSなどのパーツメーカーは、消耗品などは、純正指定とされています。今でも生産継続されており、容易に手に入りますが、一部同等品に置き換えられている物もあります。UNIPARTSのオイルフィルターや、AP製のクラッチ部品などがその代表です。UNIPARTSなども下請けに製造委託しているので品質はバラツキがあります。
 
 リビルト品 ミッション・アッセンブリやエンジンを始め、新品で生産されていないパーツも結構あります。内部の補修パーツは生産されていますので、英国などでそれを組直し、リビルト品として、保証付きで販売されていることが多いです。価格はエクスチェンジと言って、元となるエンジンやミッションなどと交換が原則です。ですが、アウトライト(買い切り)やデポジット(保証金)を余分に払うことによって買い切りが可能なケースが殆どです。日本から送料を掛けて送ってエクスチェンジするより安いのと、航空便ではエンジンは断られますので、船便になりますが、いつ着くか、そもそも着くという保証はありません(^_^;)
 
 中古品 英米でも中古パーツを扱っているところが結構あります。また、日本でも結構流通しているようです。あくまで中古品ですので、いつまで使えるか、の保証はありません。
 一応検品している物と、そうでない物がありますので、ご注意を。業者によっては、リビルトとの境界をうやむやにしてるとこもあるようですが、、リビルト品はシュリンクパックされていたり、きちんと保証書や製作(修理)した所のタグなどがついて来ますので確認できます。
 
 流用品 電装パーツで、オルタネーター、リレー、ヘッドライト、電動ファンなどは、日本製やドイツボッシュ製などを、多少の加工で流用できるケースもありますので、検討の価値はあります。信頼性はルーカスなどに比べ格段あがります(W)
 
以上、どのパーツを使って修理するか、決めるのは、オウナーの貴方です。まあ、これしか現時点で入手出来ないっていうこともままありますけどね。

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