MG's Factory and Parts Shop

目次 1.はじめに : 2.よもやま話 : 3.パーツショップ


はじめに MGBは、さほど難しい車では無い、と修理工場のおやじさんに言われたことがあります。
MINI(ADO-15)や、ADO-16など、FF縦置きミッションなどの車に比べ、とてもオーソドックスな構成で、実際、一部オーバードライブの作動機構を除いては、本当に単純な構造です。電子系もオルタネーターのICか最後期型でフルトラが使われているくらいで、とてもシンプルです。

 ですが、いくら単純な車とは行っても、最低、キャブの調整や消耗品の交換をしないと、気持ちよくは走れませんよね?その調整も、ちょっとしたノウハウや、工夫で仕上がりかなり違うこともあります。部品の組み付けでも知識を必要とする場所もあります。
 長くMGなど旧車を所有されている方の多くは、ちょっとしたメンテナンスでしたら、ご自分でされる方も多いようです。
 実際、英文ながら多くのワークショップマニュアルが出ており(一種類だけ日本語版あり)、それを見ながら、かなりのことはされているようです。ですが、マンションの駐車場だったり、貸しガレージで電気なんかもなかったり、露天駐車場だったりで、なかなかご自分で整備できない方も多いのではないのでしょうか。
 さらに、重要保安部品は、有資格者の手によることになっていますので、修理工場に頼るケースも多々出てくると思います。



ショップを探す  英国車、旧車ショップなどでは、買った店がそのまま修理工場を併設していたり、仲介しているケースが多いと思います。そういう所は、買う時点で修理工場のクオリティも考えて購入する必要があります。

 ショップと、オウナーのトラブル、残念ながら数々の事例を見聞きし、相談も受けて来ました。現状の法体制では、はっきり言って店側が有利なようで、弁護士立てて訴訟しても、得られる物は多くありません。むしろオウナー側が損をするようです。ショップ側の言い分にも、もっともな所もあるケースもあり、一概にオウナー側が全て正しいとは限りませんしね。
 オウナー側としては、最初から、良い結果の出る店を選ぶしか方法はないでしょう。

 また、お互いのコミュニケーション不足から思わぬ結果になることもありますので、日頃から依頼ははっきり伝えましょう。物が言えないような雰囲気のショップは、避けた方が無難でしょう。

 
概ね、車のメカニズムは「一応」万国共通だから、手慣れたメカニックの人なら簡単に整備できそうですが、パーツの取り外し、組み付けで、そのメーカー/車独自の所もあるようです。
 古い英国車なんかを普段から多く扱っている修理工場では、その辺り経験豊富でしょう。また、古くから操業している街工場も、技術力の高いところがありますので、検討の余地があります。整備マニュアル持ち込みで相談してみるのもいいかも。

 雑誌広告を頼りに探すのが普通かも知れませんが、雑誌広告もあくまで掲載料を払ってますので、ショップのクオリティとは別の話です。自分の腕を豪語する経営者は、ハズレなことが多いようです。やはり職人気質な人は自慢はしないようです。それに堅実経営だと過大広告はしないものです。



おつきあいの仕方 ■長年、MGや古めの車に乗られて来た方は、つき合いのある修理工場もあって苦労されることは少ないでしょうが、乗り始めたばかり、これから購入、といった方に、少々、MGの修理・メンテを依頼する上でのポイントをまとめてみます。(当たり前やんけ!って怒られそうな内容ですが・・)

 いきなり緊急時に雑誌広告を探して、飛び込みというのは嫌がられるようですので、定期点検的な整備や、マイナートラブルなどの修理で、あらかじめアポを取って、一度行っておきましょう。飛び込みで、ただ見学というのは、邪魔と思われることもあります。見学の際に、入庫している車を勝手に触ったり、バッグやファスナーを当てないように注意して下さい。以外と守れない人も多いようですけどね。勝手に乗るなど言語道断。そんな奴はオウナーの資格なし。

1. 故障、トラブルの場合、症状を詳しく伝える。その症状の出る、または起こった時の状態を詳しく伝えましょう。トラブルシュートの早道です。なんとなく調子が出ない、、だと、修理する方も大変でしょうね(^^;;(しかし、そう言うフィーリング的な物も無視出来ないんですが(^^;;)

2. なにぶん古い車ですので、イザ修理となった時に、多くの部品を交換することもあると思います。そうなると、費用の面が問題にあります。修理や整備を依頼する前に、はっきり上限金額を連絡しておきましょう。また、本修理や、高価な部品のオーダーを依頼する前に、必ず見積を依頼しましょう。(大抵の部品は日本国内で在庫していて、営業日であればすぐ金額がわかるはずです。)

3. 修理の際に、どの程度まで行うのかも、はっきり打ち合わせをしましょう! また、純正指定品や極力それに近い部品で修理するのか、日本製部品など規格の合う物を流用するのか、なども打ち合わせしておいた方が良いと思います。また、新品・リプロダクト品を使うのか、リビルトや中古品でもいいのか、についても忘れずに。(コメントページ参照)

4. 修理内容、金額に関することは、メモ程度でも結構ですから、文面で連絡しましょう。また、見積は必ず取りましょう。ディラーは、必ず概算見積は出します。開けてみないと「全く」判らない、っていう店の言い分は 疑問が残ります。ここまでは金額想定できます、という程度なら見積は出るはずです。

5 最低限、自動車入門、のような本を読んで、用語や仕組みが、「近いうちに」は判るようにしましょう・・・メカニックの人と打ち合わせする上で話が判りやすいですよね??

6. 小さな修理工場などは、マンパワー的に無理な修理もあります。そういうこともあらかじめ良く話し合って置いた方が良いです。以外と簡単に思える修理でも時間を食うこともあります。電気系やハーネス修理なんかも以外と時間がかかります。計器類の交換も結構手間が掛かるので即という訳にはいかないかも・・・

6. 同じ車種に乗っている人たちに意見を聞く・・知り合いになって置けば、損はないです! だいたい、良く壊れるところや、トラブルの起きるところって、共通してますから・・修理する際のアドバイスも聞けると思います。

7. こちらが色々気を付けても、駄目なところは、やはり駄目です。大きく揉める前に、とっとと見切り付けましょう。その為にも普段から情報収集は心がけて置きましょう。少額訴訟とは言っても結構面倒なようですので。


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