「岩ぞう」シリーズ
オイルの滲み



オイルサンプから・・ オイルサンプからのオイル滲みですね・・・アッシの経験談を少々。
 オイルサンプはシリンダー・ブロックの下面に19個のボルトと歯付きワシャーで、ガスケットを介して固定されているワケですけど、数多のMGBがここからオイル漏れを起こしているようです。
 手っ取り早いのはボルトの増し締めなのですが、これがなかなか止まりません。不思議に思ってサンプを取り外してみたら、サンプのボルト穴の部分が締め付け方向に膨らんでいて、ガスケットとの密着を妨げていました。つまり度重なる増し締めで穴=座金に相当する箇所が変形してしまったワケですな。サンプそのものは薄い鉄板でできていますので、なるほど起こり得ることではあります。
 やななければならないのは「面出し」。しかし、サンプが丸ごと回せるような旋盤なんかないので、サンドペーパーの大きい奴を真っ平らな板に貼り付けて、その上でもってサンプを8の字にグ〜リン、グ〜リン、と。一応、目視で面の均一を確認したら、シリコン系のシール剤を併用して、ガスケットを介し取り付け。ボルトはトルクレンチを使って均一に締め込みました。
 チト前後しますけど、前軸のハイトが高くなる以前のMGBは、サンプ・ボルトの前端3本を外すそうとすると、サブフレーム(前サスが付いてるメンバーです)がおおいに邪魔をして作業に困窮します。アッシは(安物の)長めのレンチを曲げて削って即席特殊工具を作りましたが・・・(^^;。
 これで完全にオイルの滲みは止まります。・・・が、4年もすると、また滲んでくるのね(^^;;;。

余談1

 ロッカー・カバーもガスケットを介してヘッドに取り付けてあります。このガスケットはご存じのコルク製=といっても現在入手できるのは合成ゴム入りのコルクですが、こいつの締め込み方がミソなんですよね。 締め付けはカバーの頭にあるキャップナットを締め込むワケなんですけど、こいつを締め込み過ぎると、コルクのガスケットが潰れて覿面にオイルが滲んできます。
 さらに具合が悪いのは純正ロッカー・カバーの場合、カバーのガスケットの位置決め溝の中に、ガスケットがはまりこんでしまって、一見するとガスケットが無いように見えてしまうんですねぇ。こうなってるとガスケットは激しく硬化していますから、その役を成しません(^^;。
 因みにアルミ製のロッカー・カバーは、ガスケットとの合わせ面に溝はなく、位置決めは面倒ですけど、コルクに染み込んでオイルを止め、というガスケットの特徴が生されていると考えています。

余談2

 MGBのエンジンブロック側面(排気側)には、タペットを取り出すためのサイドホールがあります。10X6cmくらいの角穴が2つ並びのアレ。
 この蓋にもガスケットがあるワケなのですが、これも締めすぎると、ダラダラとオイルが流れ出してきます。アッシはこれをオイルサンプの合わせ目からの滲みと勘違いしたこともありました。
 ところで、この蓋のボルトを作業するためには、排気管がとても邪魔になります。タコ足ならレンチがとどくけれど、それでも難儀を極めるので、排気管を取り外すことがあったら、ガスケット+シリコン・シールで対策しておいた方が楽チンなようですね(^^)。

 いや〜、なんか久々に長いな(^^;;。
 では、では・・・(^^)/~~


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