「岩ぞう」シリーズ
リアブレーキの調整

ブレーキ・シューの隙間調節は、ブレーキ・ドラムのバッキング・プレートの上方に飛び出している「四角ボルト」を回して調整します。この「四角ボルト」の先端は四角錐形の鏃(やじり)のうような形状をしていますから、ボルトを締め込むことによって、シューのアンカー・ピンのマウントを左右に押し広げるワケです。すると、ホイール・シリンダー側のマウント位置は変わりませんから、自ずと隙間が狭くなるという仕掛けですね。
ちなみに調整方法は・・・。

1.リア・ホイールをリフトアップし、手でホイールを回転させてみて、空転 することを確認します。
2.件の「四角ボルト」を締め込みます。ボルトは(先端の形状のせいで)1/4回転ずつ「コクッ」と動きますから、ホイールが空転しなくなるところまで締め込み、最後に1ノッチ戻して完了。


「四角ボルト」は専用工具が無くても、大きめのプライヤーでしっかり挟みつければ平気なようですね。ただし余りゴリゴリとなめてしまってはいけませんが・・・(^^;;。
余談。リアのブレーキが鳴くのは、シューの端のエッジがドラムに擦り付けられて共振を起こすことがおおかたの原因のようです。ドラムを外して、シューの端(円周でなく、上下端の短辺)をヤスリでチョイと削れば解決!(^^)。

では では・・・・(^^)/


この記事は、MG亭に投稿された物を転載した物です。
著作権は、文章については「岩ぞう」氏に、HTMLに関しては私にあります。