2004

 1954年の設立以来、F1での74勝(ドライバーズ・タイトル6回、コンストラクターズ・タイトル7回)、インディ500での優勝など数々の輝かしい歴史を作ってきた、チーム・ロータスが今年で活動50周年を迎え、その記念イベントが11月21日に"ツインリンクもてぎ"で開催されました。

 当日は明け方の冷え込みが厳しかったものの、雲ひとつない気持ちの良い秋晴れの空が広がり、日が昇ると一気に気温も上がり、とても過ごしやすい1日となりました。

 60年代の市販車 23B、エラン、エリート、コルチナから、18、20、51Aなど多数のヒストリック・フォーミュラ・マシン、そして、ヨーロッパ、エスプリ、エリーゼなどの現行車まで、早朝から集まった多くのロータス・オーナーのカラフルなマシンによってピットとパドックは埋め尽くされました。

 ツインリンクもてぎのグリッドを埋め尽くす40台近いエリーゼが一斉にスタート。

全車が1コーナーへなだれ込む瞬間は圧巻でした。予選タイムの1秒の間に10台以上がひしめく拮抗した状態が意味するように、スタートから各所で接近戦が繰り広げられました。2台のバトルはもちろん、5台以上が団子状態でコーナーを抜けるごとに順位を入れ替えながら周回が進んで行きました。

 中盤にさしかかっても、接近戦は途切れることなく、各クラス毎周回順位が変わる激しさでした。エリーゼのタフネスを証明するがごとく、この激しい接近戦でもトラブルで脱落する車両はほとんどありません。結局チェッカーまで無数の熱いバトルは途切れる事無く展開されました。エントラント皆様、本当にお疲れさまでした。