MGBのMkナンバー
   

 MGBのMkナンバー 「MGBに公式のMkナンバーはありません」(^_^;)  少なくともカタログという物をメーカーの公式資料だとすれば、僕の所有する60冊以上のMGBのカタログのうち、Mkナンバーが記載されているものはただの一つもないのです。

 このため「MGBのMk呼称法」については、文献によってバラバラ。MGの歴史に関して最も権威がある故F・ウィルソン・マッカムの手になる「MGB」という歴史書では
'67以降はすべてMk2とされていますし(「ORIGINAL MGB」もこの分類法)、アメリカではUB1&2用に「Mk4」というレターの入ったストライプも存在していたようです。
 また '69以降すべてをMk3としている例もあります。

 僕の見解では、Mkナンバーというものは大きな改良があった時に更新される物であり、基本的にシャーシィ・ナンバーによって区分されるべきでしょう

 これからするとMGBは '67までが「G−HN(D)3」、 '67〜'69が「G−HN(D)4」、それ以降は最期まで「G−HN(D)5」ですから
'67までをMk1、
'69までをMk2(ここまではどの文献もほぼ一致します)、
そしてレイランド・グリル以降はすべてMk3となります。

 しかしこれではMk3の中身があまりに多岐に渡りますので、識別しやすい外観を基に「Mk3レイランド・グリル」「Mk3ブラックメッシュ・グリル」「Mk3ウレタンバンパー前期型(これを「UB1」と称しています)」「Mk3ウレタンバンパー後期型(これを「UB2」と称しています)」と分類している訳です。
   ただしこれはあくまでも「僕の分類法」ですので、そこのところは悪しからずm(_ _)m


 因みにミジェットの場合「Mk4」という呼称は俗説のようで、カタログ上はウレタンバンパー・モデルまで「Mk3」と記載されています。


by MG HP「えむじい亭」席亭 Corkey.O
(MGB V8conv. called"Bee-3",Yotsukaido-CHIBA)


■このサイト内の呼称については、記事によっては、この呼称に準じていますが、世界標準?へ向けてこちらの様に変更を考えています。